マダニ天敵発見!感染症対策!マダニの天敵オオヤドリカニムシ(画像)とは
- 2018/6/6
- 危険な生物
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マダニ感染症って知っていますか?「重症熱性血小板減少症候群」という感染症で致死率がなんと50%以上もある怖い感染症です。この「重症熱性血小板減少症候群」はマダニが体内に持つSFTSウイルスによって引き起こされることがわかっています。
しかし、怖い感染症を引き起こすマダニの天敵が発見されたとのことです。
マダニの天敵生物はオオヤドリカニムシというもので、画像を見るとサソリに似た形をしています。
マダニ感染症対策天敵生物オオヤドリカニムシ
マダニ感染症対策に朗報 天敵生物を発見
森林総合研究所は5日、人の感染症の原因となるマダニを捕食する天敵生物を発見したと発表した。天敵は、野生のネズミなどと共生しているオオヤドリカニムシで、マダニをはさみで捕まえ、体液を吸って殺す。山間部の農地や果樹園で同天敵がいればマダニの感染症被害を少なくできる可能性があるとみて、生息しやすい環境を調べる。(日本農業新聞)
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6285250
マダニ感染症「重症熱性血小板減少症候群」とは
マダニを介して起こる「重症熱性血小板減少症候群」は2011年に中国で最初に新しい感染症として発見されましたが、現在国内でも感染が発見され死亡例も出ている致死率50%を超える怖い感染症です。
すべてのマダニが「重症熱性血小板減少症候群」を発生させるSFTSウイルスを持っているわけではありませんが、マダニに野外活動中に咬まれるリスクは多く、まずは予防としてマダニに噛まれないため藪に入るときなど長袖や長ズボンを着用する。
また、咬まれた場合、無理に剥がしたり、潰したるするとマダニの体液が逆流して人体に入ってしまうので咬まれた場合は医療機関で取り除いてもらい洗浄してもらうことが必要です。
マダニの天敵オオヤドリカニムシ(画像)
オオヤドリカニムシ#殺伐としたTLに虫画像を投下 pic.twitter.com/qfwjihv5bb
— ふぉらて (@Coleop_terafo) 2016年12月24日
オオヤドリカニムシは5mmくらいの小さな生物で
森林総合研究所によってマダニの天敵であることが発見されました。
こんなに小さなオオヤドリカニムシ

オオヤドリカニムシ体長5mmくらい
http://blog.livedoor.jp/antroom/archives/51466413.html
形はサソリに似た形をしていて大きなハサミを持っているのが特徴
オオヤドリカニムシは感染症の原因となるマダニを、さみで捕まえ、体液を吸って殺す捕食する性質を持っています。
オオヤドリカニムシは野生のネズミなどの体や巣に共生していて
生態については、まだ不明の点も多くありますが、マダニを捕食し天敵であることがわかりました。
野外活動が盛んになる、この時期、オオヤドリカニムシの生活環境が詳しくわかるとダニによる被害が防げる可能性があり、森林総合研究所によって生態の解明が続けられています。