貝毒 注意喚起 千葉・木更津・君津。貝毒の症状と加熱は有効か?
- 2018/5/4
- 危険な生物
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潮干狩りのシーズンがやってきました!関東では千葉の木更津や君津の海岸がアサリやハマグリなどの潮干狩りで賑わいますね。
ところでアサリやハマグリなどの貝が危険な生物になるって知ってました?
貝毒に汚染されたアサリやハマグリを食べると麻痺性の症状などで最悪の場合死亡することもあるんです!
そしてこの貝毒が今、全国で猛威をふるっているんです。
怖いですね!
毒が規制値を超えて検出され出荷を自主規制するケースはが
全国で相次いでします。
貝毒の被害は2005年以降で最悪の状況
食中毒被害も出ており自治体がホームページなどで貝毒の注意喚を呼びかけています。
ゴールデンウィークの潮干狩りに行こうと考えていた人もまずは、貝毒の情報を確認しましょう。
この記事では
- 貝毒とはいったい何?
- 貝毒の症状は?
- 貝毒の原因は?
- 貝毒加熱すれば大丈夫なのか?
などの疑問に答えます。
そして関東圏の潮干狩りで賑わう千葉の木更津海岸・君津などの貝毒の注意喚起情報も見てみることにしましょう。
貝毒とはいったい何?その原因は
貝毒はアサリやカキなど汚染された二枚貝を食べて中毒症状を起こす現象です。
アサリやカキ以外にも潮干狩りで採れる、ハマグリやマテガイなども貝毒に汚染されます。
貝毒はなぜ起こるのでしょうか。
もともと毒など持っていない貝が、汚染された植物プランクトンを食べて自分の肝臓に毒を蓄積するために貝毒が起こります。
貝毒の毒は、神経性の麻痺性貝毒と下痢性貝毒があります。
大阪では深刻な貝毒被害が出ています。
アサリやカキなどの二枚貝を食べると中毒症状を起こす「貝毒」が猛威をふるっている。毒が規制値を超えて検出され出荷を自主規制するケースは、瀬戸内海東部を中心に全国で昨年の2.5倍で、国によると2005年以降で最悪の状況だ。 pic.twitter.com/G9AxsbWs9E
— ken (@ken04095288) 2018年5月3日
貝毒の症状と加熱は有効なのか?
貝毒には麻痺性貝毒と下痢性貝毒がありますが、恐ろしいのは麻痺性貝毒です。
麻痺性貝毒は食べてすぐに異常を感じるフグ毒による中毒と非常に良く似ていて
筋肉の麻痺し、手足のしびれ、めまい・吐き気、頭痛・、呼吸困難の症状があらわれ死亡する例も出ています。
下痢性貝毒は食中毒の嘔吐、下痢、腹痛を伴う急性の胃腸炎などの食中毒の症状があらわれます。
採ってきた貝を加熱したら貝毒は大丈夫なのでしょうか。
いえいえ、貝毒は加熱しても毒素は分解されませんのでご注意ください。
この怖い貝毒を避けるには汚染された貝を食べないこと、採ってこないことです。
では、貝毒に汚染された貝と、汚染されていない貝は見分けることができるのでしょうか?
残念ながら外観で見分けることはできません!
では、我々はどうすればいいのでしょうか?
各地の貝毒の注意喚起について
貝毒が発生しているかどうかは各地の自治体が貝毒の調査や海水のプランクトンの汚染状況を調査して公表しています。
なので、必ず潮干狩りに行こときは、目的の海岸の貝毒の情報を確認して行ってください。
ちなみに、関東圏で最も潮干狩りで賑わう千葉県の海岸の貝毒情報が公開されていますので確認してみましょう。
貝毒 注意喚起 千葉(木更津 君津)
千葉県の海岸が面している東京湾で貝毒と、発生源となる毒を持ったプランクトンに関する調査が毎月行なわれています。
特に千葉の木更津などは関東圏の潮干狩りで賑わうだけに貝毒の情報には非常に敏感です。
現在、5月4日のところ
千葉県の海岸での貝毒に対する注意喚起の情報は出ていません。
●5月1日(採取日4月26日)不検出
●4月27日(採取日4月24日)不検出
5月1日の検査では麻痺性貝毒、下痢性貝毒の数値は「不検出」となっています。
情報は随時更新されるのでこちらから常に新しい情報を確認してください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/gyoshigen/kaidokukekka.html
過去の検査結果も千葉県では貝毒が基準値を上回る結果は出ていません。
今後も引き続き警戒が必要ですので潮干狩りの際には貝毒の注意喚起情報を確認するようにしましょう。